【Vol.1】借金は何とでもなるが、何ともならなかった人

目安時間 13分
小野みなとです。
2025年も7月の入り、
僕の住んでいる地域も連日30°以上となっています。
土日はもっぱら、
6歳と3歳の子供を庭にあるプールに
朝から溜めた水を外気温で温め、
お昼過ぎから遊ばせるというのが
恒例となってきました。

昔は暑いからプールに入る。といのが

当たり前でしたが最近の保育園では

暑すぎる日はプールを自粛するようです。

 

 

 

 

 

 

子供達と保育士が熱中症にならないようにする

対策のようですが、素晴らしい取り組みをする時代に

なったな〜と感じております。

 

 

 

 

 

 

一昔前であれば保護者から

「なんでこんなに暑いのにプールに入れないんですか?」

なんてクレームが来そうですが、

暑すぎる日にプールに入るのは熱中症になるリスクが

高まるようです。

 

 

 

 

 

"園児と保育士を守ための行動"

 

 

 

 

 

保育園ではなかなかプールに入れる日が

少なくなったのもあって、

せめて土日、子供達が家にいる時くらいは、と思い

水分補給をまめに摂るように、

熱中症にならない対策を僕なりに

細心の注意を払っているのですが、

 

 

 

 

 

子供達がキャッキャキャッキャと

プールで遊んでいる姿をみて、

時々思うことがあります。

 

 

 

 

 

"この子達は将来どんな苦労をしていくのだろう"と。

 

 

 

なんの苦労もない人生を子供達に

歩ませてあげたいけど、

何の苦労もない人生は成長につながらない。

 

でも子供の苦しんでいる姿は見たくない。

 

 

 

 

そんな葛藤が親としてあるわけですが、

ゴルゴ松本が以前こんなことを

言っているのを思い出しました。

 

 

 

 

何も苦労がない人生を"無難"という。
苦難困難災難があるのは"有り難し"という。

苦難困難災難があるのはありがたいこと。

 

 

 

正式な言葉は忘れましたが、

意味としてはこんなことを言っていました。

 

 

 

確かに、苦難困難災難は誰も経験したくはないが

「なぜ有り難いんだろう」と。

 

 

 

 

苦難困難災難だけであれば、

誰もが経験はしたくないですが、

苦難困難災難は成長の経験材料である。

 

と勝手に解釈しています。

 

 

 

 

僕は昔、高齢者施設で働いていました。

 

 

 

超高齢者社会の日本は、

本当に施設が満室なんですよね。

 

 

 

 

高齢者を支えるだけの労働者が少ない。

と日本では国を挙げて課題としていますが、

高齢者施設も例外では有りません。

 

 

 

 

入居する利用者に対して、

圧倒的に職員の数が少ないのです。

 

 

 

 

そりゃ毎日、職員は忙殺されます。

 

 

 

 

いきなり叫ぶ人、

利用者同士で喧嘩する人、

勝手に動き回る人、

家に帰ろうとする人、

かなりしっかりしていておとなしい人、

リーダー的存在で利用者をまとめ上げるボス

 

 

 

人が多ければいろんな人がいます。

 

 

 

一人として同じような人はいませんでした。

 

 

僕だって、頭に来るようなこともありました。

 

 

 

利用者からの要求を、まともに答えられないこと

なんてほぼ毎日のようにありました。

 

 

 

 

しかし、ある時全体を見回してみると、

 

 

 

"下を向いてクヨクヨしている人はいなかった"な〜と。

 

 

 

 

 

人間、誰しもヒドく落ち込む時や

悩む時だってあります。

 

 

 

もぉ人生は終わりだ。

 

 

 

なんて思う時もあると思います。

 

 

 

 

 

しかし、僕がみる限りではその施設の

利用者100名以上いましたが、

誰一人としていなかったように思います。

 

 

 

 

みんな終わりがくる寿命を感じながら、

今を生きることに必死だったのです。

 

 

 

 

仲が良かった利用者も少なからず

いたので聞いてみたことがありました。

 

 

 

 

僕:「皆さん、悩みとかないんですかね〜」

 

 

 

利用者:「みんなこれまで、長い人生を生きてきた人だから

いろんなことで悩んできたんだよ。

"悩んでもしょうがない"と

思っているか"前にもおんなじことで

悩んだことがある"のどっちかだな。」

 

 

 

僕:「長い人生、同じことで悩むんですか?」

 

 

 

利用者:「だいたいは人間関係と金で悩むな。

金なんか悩んでもしょうがないって

思っている人がほとんどだろう」

 

 

 

 

金は墓場まで持っていけない。

とはよく言いますが、確かにその通りです。

 

 

 

 

高齢者施設内でお金の概念は

利用者にほとんで有りません。

 

 

 

あるとすれば、

毎月の施設利用料の支払いや

2ヶ月に一回の散髪代くらいです。

 

 

 

 

これも、利用者の家族が支払うので、

本当に施設内では利用者に

お金の概念はないようです。

 

 

 

 

お金の概念がない以上、

お金で悩まないのは理解できますが、

高齢者たちだって若いときはお金で

間違いなく悩んだことはあるはずです。

 

 

 

 

でも今、こうして体が効かなくなり、

認知症になり、家にいれないから施設にいるわけですが

「長生きをして今を懸命に生きている人たちばかりです」

 

 

 

"生きているだけで丸儲け"

 

 

 

明石家さんまの名言ですが、

これはお金を儲けていることではないと、

今になって感じています。

 

 

 

 

"経験を丸儲け"

しているのではないかと。

 

 

 

 

もちろん、いい経験、悪い経験、

苦難災難困難、

色々な経験があります。

 

 

 

先日、私の個別対応をしているクライアントから

このようなメッセージがLINEにきました。

 

 

 

 

この方は、信用金庫に勤める友人に頼まれて、

カードローンを契約したけど、

返済が遅れれば友人に迷惑がかかると思い、

しかし返済してしまうと電気代が支払えず止められています。

 

 

と思っていました。

 

 

この方は、返済を辞めて自分が生き残るか、

返済をして友人との関係を保つかの2択に迫られ、

どうしようもないと感じ相談されたのだと思います。

 

 

 

しかし、知っているか、

知らないかで

選択肢が大きく変わります。

 

 

 

何なら可能性だって変わります。

 

 

この方は、

”自分も友人も知識と経験を儲けれた”

のだと思います。

 

 

高齢者の方は、この知識と経験が

長い人生でとんでもない量なので、

悩む人は少ないのではないかと思います。

 

 

 

 

 


最近、3歳の娘がお化粧ごっこを

するようになりました。

 

 

 

ついこないだまでは、

男も女もない赤ちゃんだと思っていましたが、

おそらく奥さんを見て、

お化粧ごっこをするようになったのだと思います。

 

 

 

 

上の子は男の子だったので、

お化粧ごっこなんてのはしませんでしたが、

女の子はこうやって、

女性になっていくんだなぁと感じ、

寂しさを感じつつ、目を細めてしまいました。

 

 

小野みなと

借金1億円からの人生復活

小野みなと