【Vol.2】TOKIOと福島県に学ぶ、人生で最も大事な人との関わり方があった、、、

目安時間 11分

僕は仕事から家に帰る時、必ず奥さんに、

「今から帰るね〜」

 

 

とLINEを入れるんですが、最近は

「途中でプリン買ってきて!」

と言われる回数が増えてきました。

 

 

 

僕はあまりプリンは食べず、
子供は2人いて、

プリンが大好きなので

 

 

 

 

3つ入りのプリンを買うのですが、

次の日の朝、冷蔵庫を見ると

必ず1個余っています。

 

 

 

 

 

誰かが食べなかっただろう、、、

その程度にしか思っていませんでした。

 

 

 

僕はてっきり、奥さんが食べたいから

毎日のようにプリンをねだっているのだと

思っていました。

 

 

しかし実は違ったのです。

 

「最近、プリンにハマってんの?」

 

何気なく聞いてみたら、

 

「子供達が朝のデザートで食べてる」と。

 

朝のデザートでプリンも珍しいなと思いつつ、

3歳の娘の希望だそうです。

 

 

 

娘に「朝、プリン食べたいの?」

と聞いたら

「花輪くんちが朝プリン食べてる」

っていうんです。

 

 

一瞬、何言ってんの?って思ったのですが、

 

 

 

よくよく聞いてみると、

ちびまる子ちゃんの花輪くんちは、

朝デザートでプリンを食べているとのことなのです。

 

 

 

やっぱり女の子は真似をするのが早いな〜と

感心しつつ、先日、クライアントさんの

定期訪問で福島県に行ってきました。

 

 

 

 

福島県であれば、新幹線で行けるのですが前の日、

大阪だったので、大阪から福島まで飛行機で向かいました。

 

 

 

福島空港で着いたら1階のロビーが

すごく賑わっていました。

 

 

 

寄ってみると、「北海道物産展」を

やって大盛況だったのです。

 

 

 

 

帰りにお土産でも買って行こうと

思ったのですが、僕には少し疑問に

感じたことがありました。

 

 

 

 

実は福島空港って、大阪便と千歳便

しかないのです。

 

 

 

大阪から来た人はともかく、

北海道の人がきたら、

北海道物産展に寄るのだろうか?と。

 

 

 

 

また、これから千歳に向かう人は

出発地である福島空港での北海道物産展を

喜ぶのだろうか?と。

 

 

 

 

何かマーケティングの戦略があるのか、ないのか、

そんな疑問を抱えたままトイレに寄ろうと

したところ、あるものが強烈に目に入りました。

 

 

 

 

 

 

 

TOKIOです。

 

 

 

福島県ってDASH村が福島県にあった繋がりで、

福島県の広報や復興支援をずっとTOKIOが

やっていたのはみなさんご存知かと思います。

 

 

 

さすがに話題の国分太一くんはいませんでしたが、

TOKIOが解散したにも関わらず、

城島と松岡は起用しているのです。

 

 

 

 

そして、国分太一君の騒動があった時に、

松岡が真っ先に福島県に謝罪の電話を入れたとき、

福島県知事はこう言ったそうです。

 

 

 

 

ーー「引き続き、城島さんと松岡さんには福島県を支援してもらいたい」ーー

 

 

 

 

通常、広報などでタレントを起用した行政は

不祥事があれば、契約解除をするのが大半かと思います。

 

 

 

 

ましてやTOKIOが解散したにも関わらず、

株式会社TOKIOは廃業したにも関わらず、

福島県は城島と松岡を起用し続けているのです。

 

 

 

 

また、不祥事を起こしたタレントのグループを

広報で起用し続けることに疑問がある方も

少なからずいるのではないかと推測しますが、

福島県のクライアントさんにこのことを話すと、

 

 

 

 

「契約解除したほうがいい、って思う福島県人は誰もいないと思いますよ」

 

 

 

 

"福島県とTOKIOは凄い信頼関係で

繋がっているんだ。"と鳥肌が立ちました。

 

 

 

 

福島県のクライアントさんに話を

聞いたところによると、福島県は東日本大震災で被災し、

原発事故の影響で風評被害があったがTOKIOによって

支えられてきた感謝の念が強いんだそうです。

 

 

 

 

また、福島県にはTOKIO課というのが

福島県庁にあるそうです。

 

 

 

 

TOKIOと連携をとり、福島県の復興と発展を

後押しする担当部署だそうです。

 

 

 

 

国分太一騒動があった時、

TOKIO課の担当者は、テレビのインタビューで

 

 

「私たちはTOKIOのみなさんによって支えられてきました。

困った時はお互い様なので、

今度は私たちが城島さんと松岡さんを支えていきたい。」

 

 

 

 

素晴らしい信頼関係で、結ばれているんだと

感じたのと同時に、"本当の人と人との繋がり"を感じました。

 

 

 

 

また、国分太一騒動やTOKIO解散報道が加熱した時、

福島県のメディアはTOKIOに感謝を

伝える報道を繰り返し行なっていたそうです。

 

 

 

 

 

福島空港からいわき市へ向かいましたが、

いわき駅でもやはり、TOKIOのポスターです。

 

 

 

ーー「来て」「飲んで」「味わって」「住んで」「ふくしま」ーー

 

 

 

凄い、心に刺さるキャッチコピーです。

 

 

 

ここまでTOKIOと福島県の信頼関係が

深かったと感じた時に、ふと思ったのです。

 

 

 

 

福島空港の北海道物産展は、

マーケティング戦略どうこうではなく、

北海道を盛り上げたい、

という福島県の純粋な意図があったのではないかと、、、

 

 

 

 

震災から14年経った今でも、

福島県は復興中です。

 

 

 

 

しかし、福島県の活性化だけでなく

他県の活性化も後押ししている。

 

 

 

人と人の繋がりは、戦略や損得勘定ではなく、

 

"人を想うこと"

 

久しぶりに福島に滞在して色々と考えさせられました。

 

 

 


帰りに北海道物産展で

北海道プリンを4つと

自分と奥さん用の富良野のワインをお土産で買いました。

 

 

 

 

娘が喜ぶと思って渡したところ、

娘が怒るんです、、、

 

「これじゃない」と。

 

娘は美味しいプリンではなく、花輪君ちのプリンだと。

こんなやつ。

 

うちにプリン用の器なんてないし、

どこに売っているかもわからない、、、

 

 

奥さんに聞くと、こんな感じで毎朝出していたとのこと。

 

 

 

 

結局、僕のワイングラスは娘のプリン用として

使われ、富良野のワインは飲めませんでした。

 

 

娘も気難しい年頃になってきました。

 

 

 

ーー人と人の繋がりは、想いが二つあるようで、実は"ひとつ"であるーー

 

 

 

 

小野みなと

借金1億円からの人生復活

小野みなと